アメリカ・ファーストを訴え各国へ圧力を強めてきたトランプ大統領。外国や移民に対し、強行な態度を見せる右傾化は世界各国で広がりを見せている。ドイツでは移民や難民に排他的な政策を訴えたAfDが第2党に躍進。オーストリアでは移民や難民の受け入れを厳格化を主張した、自由党が第1党に。世界で右派が勢いを増す中、迎えた日本の参議院選挙。大きく議席を伸ばした政党は、これまでの選挙で目立たなかった外国人政策を訴えていた。多くの支持を集めた背景には日本の経済環境の停滞が前提にあると分析されている。支持を得たのは政党だけではない。東京選挙区で立候補した平野雨龍氏。落選はしたが無所属の新人にもかかわらず23万5000票を獲得した。訴えたのは中国に対する政策。選挙活動を中国大使館前で行い、帰化制度の見直しや入国規制強化を訴えた。最後の演説には日の丸を掲げる人などが道路を埋め尽くし3000人を超す聴衆が集まった。きのう平野さんが訪れたのは羽田空港。海外から応援に来た支援者を見送るため。選挙戦で広がりを見せた支持の声。その背景について平野氏は「日本でなぜか日本人がみじめな思いをしている」などコメント。右傾化の波は日本にも来ているのか?専門家は日本特有の事情を「失業者や経済環境が悪いと感じている人々は移民は減った方がいいと感じるという調査がある。日本の場合はインバウンドで、住んでいる外国人の割合より、多く外国人が増えていると感じている、賃金があまり上がらない。福祉が削減されている。こういったものが外国人のせいではないかと共感を覚える人々がいるというこkと」など指摘。