1万5900にが亡くなった東日本大震災の発生からきょうで14年。巨大な津波が東北を襲った14年前の東日本大震災では、1万5900人が亡くなり、現在も2520人の行方がわかっていない。一方で、避難生活などで震災に関連して亡くなった人は、3808人に上っている。東京電力福島第一原発の事故の影響などで県内外に避難している福島県民は、今も2万4644人に上っている。福島第一原発では去年11月、初めて燃料デブリが0.7gとごく少量ながら取り出された。ただ、総量880トンに上るとみられる燃料デブリの本格的な取り出しに向けた技術的なめどは、まだ殆ど立っていない状況。隣接する中間貯蔵施設には除染で出た東京ドーム11杯分の土などが保管されていて、法律で2045年3月までに福島県外で最終処分することになっている。国は放射性物質の濃度が低い土については再生利用し、残りを最終処分する方針を示しているが、関東で計画された再生利用の実証事業は地元の反対で頓挫していて、最終処分地の選定に向けた議論も進んでいない。