台北駅から地下鉄でおよそ20分の場所にある信義区は、国際都市として発展目覚ましいエリア。やってきたのは和田彩花。今日の作品の台北101は地上101階、地下5階からなる高さ508mの超高層建築。2004年の誕生当時は世界一高いビルだったが、設計は台湾を代表する建築家の李祖原。仏教や風水などの思想を匠に取り入れた建築を得意としている。台北101も、仏教の宝塔をイメージしたと言われている。中国で縁起が良いとされる竹をモチーフにし、8階ごと節があるように設計されている。その節の数は中国で発展と象徴する8。各所にあしらわれた如意は金庫の鍵を表しており、金運アップのめでたい印でもある。台北101は新年をカウントダウンの花火と迎える恒例イベントがある。エレベーターにも如意がデザインされているう。88階の吹き抜け空間にあったのは建物の揺れをおさえるためのウィンドダンパーが設置される。むき出しのダンパーが見えるように設計されているのはこの建物だけ。