ホンダと日産自動車は去年末から進めていた経営統合に向けた合意を撤回したと発表した。ホンダの三部社長が現在、記者会見で経緯などを説明している。今日正式に発表した撤回の理由について両社は変化の激しさが増す市場環境において意思決定のスピードを優先するには経営統合の見送りが適切だと判断している。同時に三菱自動車も含めた3社による協業の検討についても解約したが、電動化に向けた連携は続けるという。一方、日産をめぐっては、台湾の電子機器大手「鴻海精密工業」が提携を検討していて、今後提携に向けた動きを活発化させる可能性がある。