吉野家HDの藤田さんが、この日店に訪れた。「ふるさと」の跡継ぎ希望者が現れたという。今回応募してきたのは、2人。越智さんに引き合わせて面談を行う。実はこれまで、すでに4人と面談してきたが経験が浅かったり、店舗運営の具体性に欠けていたりで跡継ぎ探しは難航している。この日最初にやってきたのは、飲食店経営者の松井昇さん58歳。東京・恵比寿で80年以上続く和食店「魚竹」、松井さんは4代目のオーナー。20年近く店を支えてきた。その自信があって今回の応募に踏み切ったという、熟練スタッフを送り込む準備もできている。膝を突き合わせてじっくりと店の運営方針を話し合った。
続いて2人目、山田高央さん42歳。現役の料理人で、実業団の陸上部の寮で選手たちの食事を作っている。創作料理も好きで自分の店を持つことがずっと夢だったという。しかし、一国一城の主になるには資金が必要。そのため、初期費用が抑えられる「アトツギレストラン」に大きな魅力を感じた。店を譲るということは、客を譲るということ。そこが難しさ。それから1か月、跡継ぎ候補が決まりお試し期間に入るという。藤田さんも立ち会う。
続いて2人目、山田高央さん42歳。現役の料理人で、実業団の陸上部の寮で選手たちの食事を作っている。創作料理も好きで自分の店を持つことがずっと夢だったという。しかし、一国一城の主になるには資金が必要。そのため、初期費用が抑えられる「アトツギレストラン」に大きな魅力を感じた。店を譲るということは、客を譲るということ。そこが難しさ。それから1か月、跡継ぎ候補が決まりお試し期間に入るという。藤田さんも立ち会う。