大手牛丼チェーンの吉野家が創業125周年で、初めて麺を使ったメニューを発売する。来月4日~8月ごろまでの期間限定で販売される「牛玉スタミナまぜそば」は、半年以上かけて開発した渾身の自信作。中太ストレート麺に秘伝のタレで煮込んだ牛肉や卵などがトッピングされる。にんにくが入ったタレを使うことで牛丼とは違う味わいに仕上がりに。原材料高騰などで1000円を超えるラーメンが当たり前になる中、このまぜそばは700円台。全国で約1200店舗を展開するスケールメリットを生かすことで低価格を実現したという。テイクアウトの需要も視野に入れ、汁が少なく持ち運びしやすいまぜそばんした。開発の参考にしたのは、吉野家と同じグループ「はなまるうどん」でのノウハウだ。約k2ヶ月間の限定販売だが、200万食の目標を掲げるという。実は吉野家はグループでラーメン店を買収し、2030年までに店舗数を500に拡大することを発表。しかし、今回はラーメン店ではなく、あえて吉野家での販売にしたという。成瀬哲也社長が「ラーメンを生業としているところと、私達のメニューでやっていく麺は、今のところ別軸で考えている。売れる可能性のある商品はやって、ベースの客数を一段上げていく」と語った。