今年のノーベル科学賞が発表され、京都大学の北川進副学長ら3人が選ばれた。北川副学長は「みなさんに感謝申し上げたい」と述べた。北川副学長は「多孔性材料」と呼ばれる分子サイズの極めて小さな穴を無数に持つ材料の製作に世界で初めて成功した。多孔性材料は、狙ったものに合わせて穴の大きさをオーダーメイドで変えることで、窒素や酸素などが混じった気体の中から必要な気体のみを取り出したり貯蔵したできる。選考委員会は選出理由について「砂漠の空気から水を取り出したり二酸化炭素を回収するなど、人類が直面する課題の解決に貢献する可能性がある」としている。日本人の化学賞の受賞は2019年の吉野彰氏以来9人目。授賞式は12月10日にスウェーデンのストックホルムで行われる。
