あるきっかけでエスカレーターの乗り方が変わった街もある。名古屋市では去年、右左どちらも立ち止まって乗ることを義務づける条例を施行した。施行後、伏見駅のエスカレーターでは歩いたり走ったりする人が9割も減ったということ。背景にあるのが注意のアナウンスの流し方。実はこの仕組み。名古屋市と民間企業が協力して開発実験を進めていて市ではおよそ450万円を負担している。立ち止まるよう呼びかけるのは歩いている人がいるときだけ。さらに左側に乗ろうとする人で行列が出来ると。改善されるとお礼のアナウンスも流れる。名古屋市では今後コストダウンの方法など検証を進め、ほかのエスカレーターにも導入したいとしている。