南の海上の低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響できょうは西日本や東日本の広い範囲で荒れた天気となっている。特に太平洋側を中心に活発な雨雲がかかり、静岡県の天城山や神奈川県・箱根などで今年1番の激しい雨が降ったほか、大阪や仙台など都市部でも今年に入って最も強い雨が降った。雨に加えて風も強まっている。長崎県の雲仙岳や岡山県の奈義などで最大瞬間風速30m前後と台風並みの暴風を観測した。東京都心でも瞬間的に20m以上の強い風が吹き桜の花を散らしている。このあと関東など東日本は昼すぎにかけて、東北では夜にかけて荒れた天気が続くと見られ、土砂災害や河川の増水に警戒が必要だ。JR東日本によると強風の影響で一時東海道線や京葉線が全線で運転を見合わせたほか、京葉線は今も全線で運転を見合わせている。また東京湾アクアラインも強風のため上下線とも通行止め。