鳥栖市はJ2への降格でサガン鳥栖の運営会社の減収が予想されるなか、1年でのJ1復帰を後押ししようと総額約1億1400万円にのぼる財政支援策をこのほど明らかにした。具体的には公式戦のスタジアム使用料免除に3900万円、公式戦に市民8000人を無料招待する費用として1800万円、市がスポンサーとなってクラブの収入となる「冠試合」や中学校での「交流事業」などで1300万円などとなっている。市はこれらの財政支援策を盛り込んだ新年度の当初予算案を来月開会する3月定例市議会に提出することにしている。鳥栖市の向門慶人市長は「サガン鳥栖は市にとって単なるサッカークラブではなくスポーツ振興の柱であり、子どもたちの夢や希望で、市の宝だ。かけがえのないサガン鳥栖が再びJ1の舞台で輝くために令和7年度に限りJ1復帰に向けて行政としてとりうる最大の支援を行いたい。」と話している。