スタジオジブリ作品でおなじみの久石譲さんはクラシック音楽も作曲しており、世界中から作曲のオファーが殺到しているという。久石譲さんは、小学校に入る前から小学校1~2年くらいまで年間300本くらい映画を見ていた、高校の教員だった父親の見回りに付いて映画館へ行っていたと話した。当時テレビが普及し始めたころで家庭用の電気蓄音機はいい音じゃない、映画館のほうが大きい音でしっかりしていたという。音楽大学で作曲を学び現代音楽のアーティストとしてデビュー、33歳で初めて映画音楽を制作した。それが宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」だった。久石譲さんは、どうやったら映画音楽を書けるか一切考えたことがない、蓄積がいっぱいされたせいかすぐ映画音楽ができたと話した。今も毎日のように映画に触れているそうで、あまりよくない演出の方と組んでもそれをカバーできるように自分がどこまでやれるかというモードに入るという。音楽を手掛けた映画は多くが海外でも高い評価を得ている。2017年にはパリで初めての海外公演を成功させた。自分の音楽がどのくらい世界に通用するのかといくつかあるプログラムのひとつが「スタジオジブリ フィルムコンサート」だと語った。今月16日・17日に日本でも17年ぶりに開催される。最初に武道館でやったがそれ以降は一切やっていなかった、そろそろツアーの一旦の締めとしていいんじゃないかと話した。久石譲は5月~9月、6か国16カ所でコンサートを行うという。