米の品薄に拍車をかけている一つとみられるのが、インバウンド需要で、ここ2年で外国人観光客は倍以上になり、平均滞在日数も増加した。すると、コメを食べる機会が増えるので、より多くの需要が生まれているという。成田空港に去年オープンしたおにぎり専門店「吟しゃり北海道 成田空港店」でも変化がみられ、「吟しゃり北海道 成田空港店」の石田陽補店長は「間違いなく海外の方が増えている。前月から比べると1.5倍くらいの量は使っている」と話し、売り上げとともに使う米の量も毎月増加したという。店では、年間契約でコメを確保しているものの、仕入れ値は2割ほど上がっているという。日本の米は海外でも存在感を増しており、今月、農水省が発表したデータによると、今年1月から7月までの輸出量は2万4469トン(前年比+23%)で過去最大となっている。
住所: 千葉県成田市三里塚字御料牧場1-1 成田国際空港 第1ターミナル中央 新館ビル