きのう1年間の1世帯あたりの支出の内訳をまとめた総務省の「家計調査」が公表された。その中でラーメンの消費額日本一をめぐり熾烈な争いが繰り広げられていた。2013年から8年連続で1位に輝いた山形市。「ラーメンの聖地 山形市」を宣言しまちぐるみでラーメンの消費に取り組んできた。そんな山形市に待ったをかけたのが新潟市。2021年の調査で1位に。火が付いた山形市は去年首位に返り咲いた。敗れた新潟市は大胆にも適地へ乗り込みラーメン視察に。名刺交換すると職員の一人ひとりが名刺で“推しメン”をアピール。さらに麺の太さやスープごとに探せるサイトまで。リベンジに燃える新潟市は「鬼殺し」という地元の激辛唐辛子を使ったラーメンで対抗。勝者は山形市。これで2年連続の1位となった。山形市のラーメンの特徴は醤油ベースのラーメンで麺は細~中太、具はネギ細切り・チャーシュー・メンマ・なるとなどがのっているいわゆる「昔ながらの中華そば」。山形のラーメン文化として喫茶店感覚でラーメン店に行くというものやおもてなしにもラーメンが使われる。さらに去年ならではの理由としては猛暑が続き山形市発祥の「冷やしラーメン」を食べる方が多く押し上げたのではとされている。山形市の市長は「山形市のラーメンの多様性やおいしさをPRしたことが良い結果につながった」と話している、などと伝えた。