JR東日本はきのう、乗車や決済で利用するスマートフォン向けの「モバイルスイカ」についてより生活に根ざした場面で使えるよう機能を強化すると発表した。2026年の秋ごろに大幅にリニューアルし、現在の上限額2万円を超える買い物をできるようにするほか、個人間で電子マネーを送金できる機能を追加するなど生活のデバイスとしての利用を実現するとしている。さらに位置情報データを活用して自動改札機にタッチしないで通過できる機能を今後10年以内に実現させる方針。またJR東日本・喜勢陽一社長は「(運賃値上げについて)人口減少など事業環境は厳しく、経営努力だけでは限界がある」と述べ、改めて理解を求めた。