来週期限を迎えるウクライナ産の農産物を巡る合意について、ロシアのプーチン政権は延長に応じない構えを示していて、世界的な食料危機が再燃する懸念が広がっている。最も大きな打撃を受けるのはアフリカ諸国で、WFPは数千万人が飢えるおそれがあるとしている。アフリカ諸国は合意の延長を求めたが、プーチン大統領は離脱する可能性を強く示唆した。代わりにアフリカの貧しい国には、ロシア産の穀物を無償提供する用意があると述べている。アフリカ諸国の支持をつなぎとめ、ウクライナと欧米に揺さぶりをかける狙いがある。
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