ニューヨーク国連本部から中継でレポート。アメリカが国連への分担金などを大幅に削減する中、グテーレス事務総長は国連の予算や人員の2割を削減する方針を掲げている。組織の統廃合や報告書や会議の削減、コストの低い場所への拠点の移転といった措置が含まれ、今後国連総会で議論されることになっている。グテーレス氏は「より少ない予算でより大きな成果を」と呼びかけてはいるが、活動の縮小により現場への影響は避けられないと専門家は指摘している。トランプ大統領は来週予定されている演説でも厳しい対応を迫るとみられていて、トランプ政権の発足以降アメリカは国連に対し「平和と安全保障」の分野に専念するよう圧力をかけている。一方グテーレス氏はこれに「持続可能な開発」と「人権」を加えた3つが国連の柱で、切り離せないものとしている。国連は今年創設から80年を迎えるが、祝賀ムードはまったくない。国連が財政的にも政治的にもアメリカに大きく依存してきた実態も浮かび上がる中、今回の国連総会ではその他の国々が国連を支えるために連帯した行動を示せるかどうかが注目される。
