埼玉県で浸水被害が相次いだ記録的な大雨から1年となるのを前に都市部での水害を想定した救助訓練が埼玉県坂戸市で行われた。訓練には約100人が参加。会場の坂戸市内にあるプールでは孤立した人を救助する訓練が行われ、警察官が腰の高さまである水の中を安全を確認しながら移動し救助者をボートに乗せて安全な場所に避難させていた。水につかってしまった人を救助する訓練では、ボートに引き上げたあと毛布をかけてけがをしていないかなどを確認していた。埼玉県では去年6月、越谷市で記録的な大雨が降り、川や水路の水があふれて3100を超える建物が水につかる被害が出ている。埼玉県警本部危機管理課・長田忠邦課長補佐は「局地的に大雨・豪雨が起こると、どこでも(水害が)起きる可能性がある」と述べた。