グラン・パレは、今から100年以上前の建物で、パリ万国博覧会の時に出来たものだ。ここが日本時間きのう、フェシング男子エペ団体が銀メダルを獲得した競技会場だ。歴史的建造物グラン・パレは、「スポーツを街の中に」パリオリンピックのテーマのひとつだ。ほかにも、堀米雄斗選手や、吉沢恋選手が金メダルを獲得したスケートボード会場には、パリの観光地のコンコルド広場が使われるなど持続可能なオリンピックを目指し、 競技場の95%が既存もしくは仮設の施設だ。さらに、パリのシンボル・エッフェル塔の下には、開会式の会場がある。セーヌ川を船で下り、 選手が入場するなど街中にオリンピックを溶け込ませる演出で、よりスポーツを身近に感じさせる工夫がされている。また、エッフェル塔の近くには、オリンピック競技に関係するアイテムや、街中で楽しめるスポーツ関連のオブジェなど展示・紹介している。東京オリンピックで、金メダルを獲得した西矢椛選手は、実際にオリンピックで使ったスケートボードもある。ブレイキンに関するエリアでは、アメリカ・ニューヨークのダンサーがよく地下鉄でパフォーマンスを披露し、腕を磨いたことから地下鉄車両を再現。一方、シャンゼリゼ通りには、最も大きな公式ショップ「PARiS 2024 OFFICIAL STORE」では、公式マスコットのフリージュのTシャツなど、およそ1000種類のオリンピック公式グッズなどを販売している。ペットボトルの持ち込みができないので、GOURDEのボトルに入れ替えてエコになっている。公式ショップは、来月15日までオープンしているそうだ。