浅村隆子さんは昭和19年長野県塩尻市に生まれた。母親がおらず中学を卒業する頃には製紙工場に働きにでていたという。3年間家族に仕送りしながら働いていたが18歳で地元の食堂で働くことに。そして22歳で常連に紹介された男性が夫の明さん。仕事の関係で長野県に来ていたという。昭和42年に2人は結婚し、標高1014mでの山奥生活がスタートした。しかし隆子さんはその当時の生活が大変だったと語り、集落には4世帯が暮らしていたが道も整備されておらず、不便を感じた住民次々に街へ移住。結果集落に残ったのは浅村さん夫婦だけになった。自分たちと共に集落も消滅していくのか?と思っていた矢先、東京から2組の移住者がやってきた。