下村博文元文科相が、今日衆議院の政治倫理審査会に出席した。焦点はキックバック再開の経緯で、これまで政倫審に出席した安倍派幹部の証言では、塩谷座長は「キックバックを継続していくしかない状況」だと発言。西村前経産相は「結論は出なかった」と発言。世耕前参院幹事長は「確定的なことは決まっていない」と発言し、証言が食い違っていた。そして下村氏は自身の関与を否定した上で、「何も知らない」を繰り返した。今回の政倫審について野党からは「事実を話そうとする姿勢が全く感じられなかった」などの声があがった。また岸田首相は今日、裏金問題に関与した議員の処分時期を明確に示さなかったが、処分前に衆議院の解散総選挙を行うことはないとした。一方複数の自民党幹部によると、不記載のあった約80人の議員全員を4月上旬にも一斉処分する方向で調整していることが今夜明らかになった。