国民民主党は都内で党大会を開き、「手取りを増やす」などとする活動方針を採択。夏の参院選で1人区にも「できる限り」候補を立てる方針を示した。採択した2025年度の活動方針では、「103万円の壁」の引き上げやガソリンの値下げなど、「手取りを増やす」政策の実現に全力で取り組むとした。そのため、「政策本位で協力できる政党とは与野党問わず連携する」との姿勢を示している。しかし、「103万円の壁」をめぐる与党との協議については、古川代表代行は「安易に妥協するつもりはない」と強調している。また、夏の参院選に向けては「1人区においても、できる限り候補者の擁立を図る」との方針を示した。参院選は全国32の1人区での野党候補の一本化が勝敗のカギで、既に水面下で調整が進んでいる選挙区もあるが、国民民主党の方針がどのような影響を与えるか注目される。