きのう警察庁は、外国で取得した免許証を日本の免許証に切り替えるいわゆる外免切替について、制度の見直しを検討していることを明らかにした。今月18日、三重県の新名神高速下り線を乗用車を逆走し起きた事故。車2台と衝突し逃げた疑いで逮捕されたペルー国籍の男は、外免切替で日本の免許証を取得していた。この外免切替を行う人数は、ここ10年ほどでおよそ2.5倍に。また、外国人による交通事故の件数は、去年全国で7286件にのぼり、5年連続で増加している。外免切替の際求められるのが、学科と技能の試験などに受かること。問題とされているのは、日本に住民票がなく、観光ビザの人でも滞在先のホテルなどの住所などで免許を切り替えられるという点。また、学科試験は10問で7問正解すると合格に。警察庁は、観光での滞在では認めない方向で、申請には住民票の写しの提出を求めるほか、学科試験の問題数を増やすなど厳格化することを検討しているという。