外国為替市場では一時円相場が1ドル153円ちょうどまで4円以上値上がりした。先月29日にも同様の動きがあったことから日本政府、日銀が市場介入を繰り返しているとの見方が強まっている。円相場はきのうの東京市場で一時1ドル156円台まで値を戻したが、2日のニューヨーク市場では、市場介入への警戒感が一段と高まったことや、米国の長期金利が低下したことから一転して円高方向に動き、一時1ドル153円前半まで値上がりした。市場関係者は「市場介入への警戒感が高まりひとまず円高に動いているが、円安の流れに歯止めがかかるかは依然として不透明」と話している。