2019年10月に首都圏を直撃した台風19号。東京では多摩川が氾濫し2000戸が床上浸水した。世田谷区在住・伊藤有さんも被害を受け、地下を全面修理をしなければならなくなった。しかし災害から10日後、保険会社から提示された補償額は想定の半分ほどだったという。保険会社の提示する価格は妥当なのか、伊藤さんは知り合いの工務店に修理の見積もりを依頼。被害の詳細と費用を細かくリストアップした。被災から2か月半、保険会社から提示された金額は前回の2倍。ほぼ見積通りの金額を受け取れたことで無事、地下室を直すことができたという。伊藤さんは「正当な主張であれば調整の余地はある」などと話した。