災害関連死を含め278人が犠牲になった熊本地震で本震が発生してからきょうで9年。被害の大きかった阿蘇地域では主要産業の観光が回復する中、地震の記憶を伝えていく取り組みを行っている。本震発生時刻に合わせ、きょう南阿蘇村を訪れたのは当時22歳の大学生だった大和晃さんの家族。大和さんは現場近くを車で走っていたとみられ、大規模な土砂崩れに巻き込まれ亡くなった。大学近くのアパートなどが崩壊し、大学生3人と住民1人が犠牲になった黒川地区。亡くなった大学生を知る卒業生が在校生と共に訪れた。追悼の祈りを各地で行われた。立野地域では家屋の東海や大規模な土砂崩れなどで4人が亡くなった。
地震から9年。復興も進んでいる。一昨年、南阿蘇鉄道が全線で運転を再開。きょうも多くの観光客で賑わっていた。崩落した阿蘇大橋の約600m下流に新阿蘇大橋が完成。阿蘇神社も去年12月に復旧工事が終わり、きょう工事の完了を報告する神事が行われた。地域では復興が進み、観光業も回復傾向。被災を経験した観光地として地震の記憶や備えの大切さを伝えていく取り組みも行われている。地震で崩落した旧阿蘇大橋近くの展望所では、観光客が震災遺構として残されている橋を見ていた。
地震から9年。復興も進んでいる。一昨年、南阿蘇鉄道が全線で運転を再開。きょうも多くの観光客で賑わっていた。崩落した阿蘇大橋の約600m下流に新阿蘇大橋が完成。阿蘇神社も去年12月に復旧工事が終わり、きょう工事の完了を報告する神事が行われた。地域では復興が進み、観光業も回復傾向。被災を経験した観光地として地震の記憶や備えの大切さを伝えていく取り組みも行われている。地震で崩落した旧阿蘇大橋近くの展望所では、観光客が震災遺構として残されている橋を見ていた。