きょうのゲストは大和総研・矢作大祐氏、和キャピタル・村松一之氏。村松氏は「前回のCPI(消費者物価指数)は、マーケットに逆CPIショックとして非常に大きなインパクトを与えた。要因は住居費のインフレ率が下がったこと、サービス価格から住居関連を引いたスーパーコア(FRB(連邦準備制度理事会)も注目)が2カ月連続でマイナス。今回はヘッドラインは順調に鈍化しているが、下がってきた住居費が元に戻って高くなった。スーパーコアも今月プラスに転換。非常に弱かったPPI(生産者物価指数)とかとトータルに考えれば、インフレはおおむね問題ないと。市場の注目がインフレから米国の景気、特に労働市場に移っているので、この程度のインフレならFRBは利下げ可能と評価されたのでは。米国の2年金利は上がっている」と話した。中身を見るとマーケットが期待するほどの利下げにならないかもしれない兆候もある?と聞かれ、村松氏は「十分ありますね」と答えた。