東京証券取引所はきょうから、午後3時までだった取引時間を30分間延長する。終了時間の延長は70年ぶりだ。投資機会が増えるため、市場からは「メリットしかない」と市場活性化への期待の声が寄せられている。取引時間の延長は4年前にシステム障害で終日、取引ができなかったことをきっかけに検討されてきた。延長により障害が起きても、その日のうちに再開する可能性を高める狙いがある。また国内外の投資家などから、日本株の取引量が増える効果も期待されている。各証券会社は、けさも延長の周知を行っていたが、取引時間を延長してもニューヨークやロンドンなどと比べると1時間以上短いのが現状だ。一部の市場関係者からは「30分は中途半端だ」「小さな一歩に過ぎない」など、効果は限定的との声も上がっている。
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