ニューヨーク連銀が1年先の期待インフレ率を発表。中央値が2.97%で、前月から上昇。BofA証券・山田修輔さんは「先週発表のミシガン大学信頼感調査でも短期のインフレ期待が上昇。トランプ政策が意識される中、民主党支持者の中で、関税引き上げに対する警戒が高まっているとの話もあるよう。中長期のインフレ期待はまだ落ちついている。ここが上がってこなければ、目先のFRB(連邦準備制度理事会)の政策判断に影響は出てこない。雇用情勢も株も強いので、この辺が上向いてくると来年の利下げ停止議論につながりかねないため、注目が必要」などと述べた。来年の利下げ想定について山田さんは「今回利下げして、来年あと2回利下げするのではと見ている。前回のFOMC(連邦公開市場委員会)に対しての見通しに対しては、金利水準の前提が霧上がっていく可能性はあるのでは」などと述べた。
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