鹿児島・大崎町では2009年から22年に、240件の事業所が休廃業・解散した。町は地域一体となった事業承継プランを発案。全体をまとめるのが自治体、助言をする商工会議所、資金支援する地元金融機関、跡継ぎ候補とのマッチングを担う会社が参加した。番組では50年続いた鯉料理屋を取材。豪雨災害、コロナ禍が重なり、店主も高齢とあって廃業が決まった。施設情報などをサイトに掲載したところ、20代の跡継ぎ希望者が店へやってきた。観賞用の錦鯉を店の跡地で養殖し、輸出するというアイデアを秘めていた。全国27人の応募者から会社員の男性が選ばれ、メダカや金魚の養殖・販売をする店へ生まれ変わった。