茨城県稲敷市にある大杉神社。ご利益があると言われているのが縁切り。病気との縁切りでがんが消えた、悪縁との縁切りで破産寸前の会社が復活など感謝の報告が寄せられている。その縁切り方法は悪縁切りのおまじないを心で唱えながら土器を思いっきり割る。無数に積み重なる欠片が縁切り祈願に訪れる人の多さを物語る。会社員の50代男性はネットでの評判を頼りに来たという。同僚と縁切りできますようにと願った。声が響いて集中できず耳栓をしており、上長にも「いること自体が間違っている」という話をしても一向に改善されず、どうしようもなく神頼みに来たという。土器には社会的抹殺・一族崩壊など強烈な言葉が書かれていた。40代主婦は相続で揉める親族と縁切りできますようにと願った。20代男性は交通事故と縁切りできますようにと願った。50代女性はパワハラ上司と縁切りできますようにと願った。スーパーでパートとして働く女性が縁切りを願うのは半年前に来た上司の男性。赴任すると自分のやり方を全員に押し付け、トラブルが増えると責任転嫁。女性たちを守ろうとパートリーダーが元のやり方に戻してもらえるよう進言。すると今度はパートリーダーを執拗に攻撃。挙げ句には周囲に悪口を。心を痛めたパートリーダーは退職。女性は何もできなかったと後悔している。女性が行うのは土器ではなく、人形を使った縁切り祈願。まずは縁切りしたい思いを人形に書き込む。そして念を込めた人形を燃やすことで悪縁を断ち切るという。
住所: 茨城県稲敷市阿波958