敵地でのジャイアンツ戦に2番指名打者で出場した大谷翔平。サンフランシスコにあるジャイアンツ本拠地・オラクルパークの名物と言えば、ライトスタンドの奥に広がる海に到達する場外アーチ、通称「スプラッシュヒット」。ボートに乗った人たちがホームランボールに群がる光景は名物となっていて、過去に日本人で達成した選手はまだいない。メジャーでも屈指の飛距離を誇る大谷のお宝を狙ってボートが集結。日本人初の快挙が期待される中、第2打席、スプラッシュヒットは惜しくもならなかったが、リーグトップに並ぶ12号ホームランを放った。大谷はベンチに戻ると、両手で水しぶきが上がるようなジェスチャーを披露した。5回の第3打席ではセンター前へ運び、2試合連続のマルチヒット。第4打席でタイムリーツーベースを放ち、5月で3度目となる1試合3安打。打率を3割6分1厘に上げ、再びメジャートップに浮上した。惜しくも届かなかったスプラッシュヒットについて、大谷は「打った瞬間(海まで)行くかなと思ったけど、行かなかったのでちょっと残念でしたが、チャンスがあればまた頑張りたい」などと話した。