ノーベル化学賞に京都大学特別教授・北川進氏が選ばれた。今週月曜日の生理学医学賞に続き、日本人として30人目のノーベル賞に輝いた。北川氏は極めて小さな穴を無数に持つ新たな「多孔性材料」を開発。多孔性材料は金属イオンと有機分子を組み合わせることで、目的の分子に合った大きさの均一な穴を自由にデザインできる。これにより、特定の分子だけを吸収し取り除くことが可能になった。天然ガスの貯蔵や二酸化炭素の吸着など様々な応用が可能とされ、地球温暖化対策への活用も期待されている。当初、論文は受け入れられなかった。そこから世界に認められ、ノーベル賞にたどり着いた。日本の未来を担う子どもたちには「細菌学の父であるルイ・パスツールは『幸運は準備された心に宿るる』という名言を残している。いい先生、友だちに恵まれて、学会でのいろんなつきあいが実は『準備された心』。自分の育っていく過程でいろんな経験するけど、それを大切にして将来花開く可能性がある」とメッセージを送った。
住所: 大阪府吹田市山田丘
URL: http://www.osaka-u.ac.jp/ja
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