太宰治の人間失格を読む。文学の円の中では嘘は言わないのが唯一のルール。まずははしがきを読んで考察した。はしがきは、3枚の写真をもとに葉蔵という人物を第三者の私の目線で語られる。物語は写真の彼の人生ではなく、彼を見た他人の印象から始まる。大友は、このあとどういう視点で話が展開するのかに興味を持ったと話した。津田ははしがきとは何かと質問。斎藤は、「前書き」だと前だが「端書き」だと位置づけがわからない、なんとなく頭の隅に入れておくべきものとして置かれていると解説した。
© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.