50年前、アイスランドの全女性の約9割が仕事や家事を一斉に休んだ、女性の休日について取材。アイスランドは世界で最も女性が生きやすい国といわれている。世界経済フォーラム「Global Gender Gap Report 2025」より作成したジェンダーギャップ指数ランキングで、16年連続世界1位。先週金曜日、首都レイキャビクの大通りで、女性の休日から50年を記念する集会が開かれた。アイスランドの人口の1割を超える5万人が集まり、中には50年前、女性の休日に参加した人たちもいた。
アメリカ人のパメラ・ホーガン監督は、女性の休日を今に伝えたいと当時の証言を基にドキュメンタリー映画を作った。映画「女性の休日」は多くの女性の思い、努力が積み重なったものだと伝えている。50年前、アイスランドでは女性が家事や育児のほとんどを担っていた。働く女性が男性との賃金の格差の是正を訴えても聞き入れられなかった。グズルン・アウグスドッティルは「お金は要らないでしょ」とよく言われたという。国連は1975年を国際婦人年としていた。男女平等の実現に取り組んでいたアイスランドの女性たちが集まりストライキを決断。主催者たちはビラを配り一人一人の女性に直接参加を呼びかけた。しかし男性たちは相手にせず、ストライキに参加すれば解雇されると断る女性も少なくなった。そこで発想を転換し、ストライキではなく休みだと呼びかけた。この言葉が多くの女性の背中を押し、女性の休日が実現したとホーガン監督は言う。女性が一斉に休むことで社会の機能が停止。父親たち仕事をしながら子どもの面倒をみることになった。アイスランドのグスニ・ヨハネソン前大統領は、夕食はホットドッグと聞いて喜んだが「うちは失敗した」などとコメント。誰もが重要な一員であることを知る機会となった。政治や経済への女性の参加が広がり、5年後には世界初の女性大統領が誕生。男女の賃金を同一にする法律も作られ、徐々に格差も解消。
アメリカ人のパメラ・ホーガン監督は、女性の休日を今に伝えたいと当時の証言を基にドキュメンタリー映画を作った。映画「女性の休日」は多くの女性の思い、努力が積み重なったものだと伝えている。50年前、アイスランドでは女性が家事や育児のほとんどを担っていた。働く女性が男性との賃金の格差の是正を訴えても聞き入れられなかった。グズルン・アウグスドッティルは「お金は要らないでしょ」とよく言われたという。国連は1975年を国際婦人年としていた。男女平等の実現に取り組んでいたアイスランドの女性たちが集まりストライキを決断。主催者たちはビラを配り一人一人の女性に直接参加を呼びかけた。しかし男性たちは相手にせず、ストライキに参加すれば解雇されると断る女性も少なくなった。そこで発想を転換し、ストライキではなく休みだと呼びかけた。この言葉が多くの女性の背中を押し、女性の休日が実現したとホーガン監督は言う。女性が一斉に休むことで社会の機能が停止。父親たち仕事をしながら子どもの面倒をみることになった。アイスランドのグスニ・ヨハネソン前大統領は、夕食はホットドッグと聞いて喜んだが「うちは失敗した」などとコメント。誰もが重要な一員であることを知る機会となった。政治や経済への女性の参加が広がり、5年後には世界初の女性大統領が誕生。男女の賃金を同一にする法律も作られ、徐々に格差も解消。
