大相撲のロンドン公演が千秋楽を迎えた。海外公演は今回で14回目。第1回海外公演は旧ソ連。千秋楽結びの一番は大の里と豊昇龍の横綱対決。豊昇龍が全勝優勝。大の里は、真剣に見てくださった。豊昇龍は応援してくれて感謝の気持ちでいっぱいとコメント。激しいぶつかり合いや体重制限なしの戦いが観客を魅了。宇良と湘南乃海の取組では突然「待った」。行司がまわしを締め直すという珍しい場面も。5日間で2万7000人が観戦。ロイヤル・アルバート・ホールはイギリスの音楽の殿堂。文化交流の象徴とされる場。土俵は日本人スタッフと現地スタッフが共同製作。土や俵は検疫で日本から持ち込めないため、土はイギリス中部から11トン運ぶ。俵は樹脂製の糸を編んで作られた。“裸の親善大使”とも呼ばれ、ゆく先々で国と国の架け橋となってきた大相撲。初めての海外公演はソ連。1986年にはパリ公演を開催。相撲ファンだったシラク大統領の後援で実現した。19991年のロンドン公演、オーストラリア公演の様子。土俵の外でもファンを沸かせる。
