世界遺産の首里城跡は国内外から160万人が訪れている。その地下に太平洋戦争中、旧日本軍が構築した地下壕がある。第32軍司令部壕はNHKが戦後80年に合わせて特別な許可を取り一部を撮影、沖縄県と共同でVRで再現した。あすの6月23日は沖縄慰霊の日。司令部壕は1944年12月に構築が始まり住民を動員し3か月で完成させた。1945年にアメリカ軍が沖縄本島に上陸。沖縄戦では20万人を超える人が亡くなり県民の4人に1人が命を奪われた。戦後、アメリカの占領下となり1992年に首里城正殿が復元された。2000年に世界遺産に指定。2019年に首里城が火災。司令部壕は去年戦争遺跡として初めて県の史跡に指定。