昨夜、今年8月の日向灘地震に関するシンポジウムが宮崎公立大学で開かれ、沿岸部で地震や津波のフィールドワーク中に地震に見舞われた五ヶ瀬中等教育学校の生徒たちが報告を行った。生徒たちは当時津波の浸水想定区域にある宿泊施設にいたが、事前に安全な避難ルートについて調査を行っていたため迅速に避難できたという。一方、避難した高台では飲み物を確保することができず、熱中症への対応を考える必要があった他、道路が車で渋滞し可能なかぎり徒歩で避難をする必要性を感じたなどと説明していた。また地震の翌日に行った住民への聞き取り調査では4割余りが避難しておらず、中には避難したくてもできなかった人もいたと紹介し、日頃から地震を想定し災害への備えを進めることが重要だと訴えた。
住所: 宮崎県宮崎市船塚1-1-2
URL: http://www.miyazaki-mu.ac.jp/
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