河野洋平氏は小選挙区比例代表並立制を導入した政治改革について「小選挙区で落選した人を救うような機能を果たし失敗だと思っている」などと振り返っている。官房長官だった1993年に慰安婦問題の謝罪と反省を示した談話を発表した記者会見で「強制連行はあったということでいいか?」と問われ「結構です」と回答。これについて河野氏は記憶が曖昧な部分があっても心証として明らかに強制させられていたと宮沢首相も思われて「そういう意味で結構ですとなった」と明かしている。河野氏は政治とカネの問題については「もっと深刻に考えないとダメで本当に困った状態だ、企業からの献金は廃止しなければおかしい」と主張。衆院議員は今後、今年の2月に亡くなった横路孝弘元議長から生前に聴き取った証言なども公開するという。