きょうのテーマは、「経営トップに聞いたことしの日本経済」。おととい、経団連など3つの経済団体の主催による新年の祝賀会が開かれた。8人の経営者に話を聞いたところ、リスクテイクなど変化を恐れずに挑戦しようという前向きな言葉が多く聞かれたという。住友商事の上野社長は、AIと人間力のかけ合わせが新たな企業価値を生んでいくなどと話した。富士通の時田社長は、人の仕事や活動をサポートするAIの使い方がこれからどんどん出てくる、テクノロジー企業として、この分野に注力していきたいなどと話した。キリンホールディングスの磯崎会長は、「AIの普及と人のアニマルスピリッツで好調」をキーワードとし、客観的な判断はAIを使いこなし、人間は主観の部分でアニマルスピリッツを発揮して共生していくべきだなどとした。フィジカルAIは、AIがロボットなどを自律的に制御するのが特徴。ラスベガスで開催されているテクノロジーの見本市では、家事やオフィスの受付を代行する人型ロボットが展示され、注目を集めていた。日本は、工場などで使う産業用ロボットの市場シェアが世界でも高い。樽野は、人手不足が課題となるなか、産業用ロボットでどこまで存在感を発揮できるかがひとつの焦点になるなどと話した。賃上げについて、日本商工会議所の小林会頭は、社会全体で賃上げの流れを定着させていくことが肝要だと述べた。去年の賃上げ率は、大企業で5%台、中小企業で4%台だった。樽野は、ここ数年、賃上げによって人件費が高騰していて、企業の収益を圧迫している、これ以上の賃上げが難しく、「賃上げ疲れ」という言葉も聞かれるようになった、ひとりひとりが景気の回復を実感できる年になるのか、注目していきたいなどと話した。
