大相撲春場所で尊富士が110年ぶりとなる新入幕での優勝を果たした。尊富士は一昨年9月に初土俵を踏み、8場所で序ノ口から十両へ上がり、1月の初場所で優勝した際には前頭となった。その後初日から11連勝し、新入幕の力士が11連勝を達成したのは大鵬以来64年ぶりの快挙となる。一昨日は右足に靭帯損傷のケガをしたが、照ノ富士の言葉で出場を決心し、昨日の千秋楽で優勝を果たした。初土俵から10場所での優勝は歴代最速。
尊富士は青森県五所川原市出身の24歳で、身長184cm、体重143kg。高校時代は大会の途中にひざをケガした際、担架に寝たまま恩師に「出して下さい」などと訴えたという。今日の会見で尊富士は「正直相撲は好きじゃない。」などと話していた。斎藤佑樹は「スポーツにおいて応援してくれる人の後押しは心強い。」などと話した。夏場所の番付発表は来月30日で、今年の目標は三役に上がることとしている。鈴江奈々は「この先の展開が今から楽しみ。」、森圭介は「世代の盛り上がりも楽しみ。」などと話した。