きょう、東京・小金井市にオープンしたイトーヨーカ堂が展開するヨークフーズの新店舗。このエリアは近年、人口が増加しており、ファミリー層に加え、単身世帯や20代が多く住む。今回、地域特性を踏まえ、幅広いニーズに応える豊富な商品を取り揃えた。イトーヨーカ堂の今年度の事業戦略は「“消費の二極化”への対応」。節約するモノとお金をかけるモノを使い分ける現在の市場や社会環境の変化と向き合う。新店舗では商品や売り場の開発に力を入れていて、簡便・即席商品とオリジナル商品の品揃えを充実。高所得ファミリー層には鮮魚や和牛なども強化している。イトーヨーカ堂は業績不振を受け、33店舗の閉店計画を2月に完了。一方、去年からは惣菜の新ブランド「YORK DELI」を立ち上げるなど、客層の拡大を目指していて、この店舗から食品戦略を再構築し、巻き返しを図る。