台湾有事に備える定例の軍事演習がきょうから始まった。都市に住む大勢の市民が参加する大規模訓練も行われる予定。今年の訓練の一番の焦点は、中国の武力攻撃に至らない”グレーゾーン”手法への対応が新たに盛り込まれた点。台湾周辺では中国人が乗った貨物船が海底ケーブルを損傷させる事件が相次ぐなど警戒感が強まっている。中国が海上封鎖や攻撃に転じる可能性が指摘されていて、演習を通じて対応策を検証したい考え。有事の際に動員する予備役は2万人余増やす予定で、きょうは予備役の訓練なども行われた。アメリカから購入した高機動ロケット砲システム・ハイマースなど最新鋭の兵器が演習に参加する。持久戦に持ち込み撃退する作戦なども検証するという。演習はきょうから18日まで実施。去年と比べ5日長く、これまでで最長となるがグレーゾーンへの対応などが盛り込まれたことが要因。
台湾の軍事力について視聴者から寄せられた声を紹介した。圧倒的な軍事力の中国軍に対じするのは簡単ではない台湾としては、軍と民間の連携を強化することで防衛力を高めていく方針。演習と並行して行われる訓練には大勢の市民が参加。インフラ設備への攻撃などを想定した大規模訓練が行われるほか、ミサイル攻撃を想定して通行人などを退避させる防空訓練が各地で予定されている。中国の攻撃を安価で機動性が高い装備で食い止める「非対称戦」の準備として、台湾の民間企業は無人機や無人艇の開発を急ピッチで進めている。台湾政権としては演習を通じて軍民連携を推進するとともに、有事に備える姿勢を国際社会にアピールし支援を得たい考え。
台湾の軍事力について視聴者から寄せられた声を紹介した。圧倒的な軍事力の中国軍に対じするのは簡単ではない台湾としては、軍と民間の連携を強化することで防衛力を高めていく方針。演習と並行して行われる訓練には大勢の市民が参加。インフラ設備への攻撃などを想定した大規模訓練が行われるほか、ミサイル攻撃を想定して通行人などを退避させる防空訓練が各地で予定されている。中国の攻撃を安価で機動性が高い装備で食い止める「非対称戦」の準備として、台湾の民間企業は無人機や無人艇の開発を急ピッチで進めている。台湾政権としては演習を通じて軍民連携を推進するとともに、有事に備える姿勢を国際社会にアピールし支援を得たい考え。