アメリカのアカデミー賞受章式で、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメ賞に、「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を受賞した。「君たちはどう生きるか」は空襲で母親を失った少年が、疎開先で不思議な世界に迷い込む物語で、宮崎監督がアカデミー賞で長編アニメ映画賞を受章するのは、「千と千尋の神隠し」以来21年ぶりとなる。山崎貴の「ゴジラ-1.0」は、敗戦直後の日本を舞台にゴジラへ立ち向かう人々を描いた作品で、邦画初の視覚効果賞を受賞した。役所広司さん主演の「パーフェクト・デイズ」は、国際長編映画賞にノミネートされたが、受賞とならなかった。