山形県は冬の期間、管理する県道や国道計全長約2750キロの除雪作業を業者に委託している。雪がいつ降るか分からないため、除雪車出動の有無に関わらず作業員の雇用が必要となっている。降雪量が少ない場合に備え山形県は除雪車が出動しなくても作業員の人件費を保障する制度を設けていて、今年度は業者側からの要望を受けて保障費を昨年度の2倍となる16億円余り計上したことが分かった。業者側から保障なしの車道脇、歩道除雪の除雪車なども対象に加えるよう要望を受け保障の対象を増やした。県道路保全課は「除雪作業員の人件費も上がっているので業者が適切に人件費を支払えるように対応していきたい」としている。