日銀が追加利上げに踏み切るのかどうか、先週植田総裁と氷見野副総裁の発言が話題になった。長江さんは「前回の会合、去年12月の時と比べると発言のトーンが大きく変わったので驚いた市場関係者も多かったよう。去年12月、利上げを見送った理由は来年の春闘に関する情報がもう少し欲しいというものと、トランプ次期政権の経済政策をめぐる不確実性も大きいということだった。このハト派発言を受けて市場では次の利上げは3月か4月と見る動きが強まった。だが、このトーンが大きく変化したのが先週。市場関係者は円安が進んだことを理由に挙げる人もいたが、指摘が多かったのは日銀のコミュニケーション力。財務省の幹部も同じような認識を示していたのが印象的で、2025年も日銀のコミュニケーションディスクは要警戒。日銀の出上げ判断に最後まで影響を与えそうなのが、日本時間の明日未明に行われるトランプ氏の就任演説の内容。もう一つ注目したいのは、今後の利上げに関する考え方」などと話した。みずほ証券・山本雅文、ふくおかフィナンシャルグループ・佐々木融のドル円の予想値、東海東京証券・佐野一彦、岡三証券・長谷川直也の日本長期金利の予想値を紹介した。中空さんは「長江さんの解説どおりだと思うんですが、先週マーケットはほぼほぼ今回は利上げと織り込んだと思う。なのでよほどのことがない限り、利上げをせざるをえない状況だと思う。植田総裁はまだもってるなと。21日未明に襲名するトランプ大統領のあとに判断できる。なので、自由度はかなりもっているので、そういう意味ではもってるなと。あとは、長江さんの解説どおりだと思いました」と話した。
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