25年2月、岩手・大船渡市で大規模な山林火災が発生し、焼失面積は平成以降、国内最大規模となった。226棟の建物が被害を受け、1人が死亡した。火災以降、綾里地区を離れる人が増え、配達する新聞は激減した。ワカメの養殖業などを営む古川祐介さんは倉庫をはじめ、ほとんどの倉庫を失った。だが、倉庫を再建し、明日から収穫作業に取り掛かるという。また、岩手大学の松本准教授は火災前よりも土砂災害の危険性が高まったと指摘する。焼けた土は撥水性が高く、地表を流れる水量が増える。大雨だと巨石を動かし、土石流といった土砂災害が懸念される。泉惠さんは生まれ育った自宅を失い、現在は仮設住宅に4人で暮らす。跡地には土石流の痕跡、倒木も確認できた。市内の別に住宅を再建し、新生活を始める決心がついたという。
