20世紀始めの頃に朝鮮半島を撮影した映像が流れた。当時の朝鮮半島は中国からの影響から離れて大韓帝国という独立国家を打ち立てていた。ただ1910年に日本に併合されて、武断政治によって言論や集会の自由を奪われた。1919年に三・一独立運動が起きて、日本は武力でこれを鎮圧した。中国では独立の継続を目指して、大韓民国の臨時政府が樹立された。
1937年に日中戦争が勃発し、朝鮮半島でも皇民化政策や創氏改名が始まった。1945年の終戦後は、ソ連が朝鮮半島北部に進駐し、日本からの支配の開放に人々は熱狂した。そこで指導者になったのがキム・イルソンだ。一方で南にはアメリカ軍が進駐した。1948年に大韓民国が樹立し、イ・スンマンが初代大統領になった。ただ選挙での不正などが発端となり、1960年に四月革命が勃発した。これがきっかけになり、イ・スンマンは辞任に追い込まれた。ただ翌年、軍部による5・16軍事クーデターが起こり、陸軍少将だったパク・チョンヒが政権を掌握した。1961年にパク・チョンヒは来日し、日韓国交化正常に取り組み、日本から経済協力を受けることになった。そして1965年に日韓基本条約を調印した。その後、韓国は高度経済成長を遂げた。
1972年に戒厳令が出され、パク・チョンヒは長期の独裁政治を合法化した。ただパク・チョンヒは暗殺されて独裁は終焉を迎えた。1979年に大統領暗殺をきっかけに戒厳令がまた出された。そこで民主化運動が始まり、実権を握っていたチョン・ドゥファンへのデモが始まった。
1998年にキム・デジュンが大統領に選ばれた。キム・デジュンは映画やアニメなどを国の重要産業と位置づけて国家予算を投じた。2013年にパク・クネが大統領に就任したが、セウォル号沈没事故や崔順実ゲート事件によってパク・クネは罷免された。さらにユン・ソンニョルが大統領になったが、2024年に戒厳令を出して罷免された。