自民党総裁選に出馬を表明した河野太郎氏に話を聞く。テーマは「派閥政治」と「外交安全保障政策」。派閥政治について。麻生副総裁自身は河野氏への支援を表明。一方で「一致結束弁当みたいに縛り上げるつもりは全くない」と河野氏以外への支持を容認している。実際に小林議員の出馬会見には麻生派議員の姿も見られた。そして裏金議員への対応について、自民党としてはすでに安倍派・二階派の議員ら39人を処分しているが、河野氏は不記載があった議員に対し同じ金額を返還するよう求めた。「総理になったら麻生派を抜ける考えはあるか」という問いに河野氏は「これまで自民党として総理は派閥を抜けるということを長くやってきたので、そのとおりだと思う」などと述べた。麻生派にとどまっている理由については「派閥が人事に介入したりすることなどはもうなくなった。だから派閥にいる・いないが問題ではなく、総裁になった時に様々な勢力の介入を認めずに人事を行えるのかなどが重要」などと述べた。政策活動費の使途公開等については「政治資金は非課税となっているので、領収書をつけて速やかに公開することが筋だと思う。デジタル化すればより速やかになると思う」などと述べた。不記載額の国庫返納については「不記載の分が裏金と言われてしまっている以上、それを手放してけじめをつけてから前へ進むべきだと思う。返す場所は国庫も含めて様々な選択肢があると思っている」などと話した。今の政治の諸課題については「法案に関しては党議拘束を外して国会で議論していくべき」などと話した。