膨大な数のレコードを保管しているNHK。現在、その一部を一般公開するレコード展が開催されている。懐かしの80年代アイドルや世界からも注目されるシティポップの名盤を展示している。アイドルのLPジャケットはファンに向けてポスターのようなビジュアルの役割も担ってた。シングル盤はその場で聴くこともできる。アナログならではの音質をレコードを知らない世代にも楽しんでもらえる。公開されていないエリアには戦前からCDが普及するまでの間ラジオやテレビの放送で使われたレコードの数々。音楽だけでなく著名人の演説や歌舞伎、落語などの伝統芸能もある。SP盤は1949年にLPが登場するまで活躍したレコード。30cmの大きさで記録できる時間は片面5分程だった。効果音集もあり、録音できる媒体が少なかった時代は放送に使う音をレコードに記録していた。埼玉県川口市にあるアーカイブス施設ではこれまでに放送した番組の映像などを管理・保管している。