「香淳皇后実録」は宮内庁が日々の活動などを17年かけて編修した公式記録。終戦の日、1945年8月15日玉音放送を御文庫でラジオで静かに聞き、防空壕から戻った昭和天皇を迎えたり、戦時中疎開学童らにビスケット約41万袋を贈った、お住いで傷痍軍人に贈る包帯を巻き、「グリッド」(電波探知機の部品)を製作していた姿も描かれている。終戦の翌年、香淳皇后は日本赤十字社の総会に出席、戦災者などの悲しみを案じ挨拶したことも紹介されている。香淳皇后は14歳で昭和天皇の皇太子妃に予定され20歳で結婚までのお妃教育の詳細が明らかになった。戦後も外国人教師から英語、フランス語を進講、法律の大家から「新憲法」などの進講を受け、ピアノ、バイオリンを習い、川合玉堂、前田青邨らから絵の指導をうけ、生涯貫いた学びの姿勢もうかがえる。婚約中の上皇后様に「伝来の指輪」を贈り、着物を選び一緒にサクラの散策も気遣い、上皇御一家とほぼ毎週同曜日に会食など団欒のひとときを過ごしていた。全文はきょう宮内庁HPで公開される。
